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1. 日本産きのこ目録とは? |
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日本で報告されているキノコを、国内外の文献に基づいてリストアップした資料です。 本資料には『原色日本新菌類図鑑』や『Mycoscience』などの公式な文献に加えて、『日本きのこ図版』のような非公式な文献から得られた国内産キノコも含めています。 そのため、学名が確定していない仮称種(「〜sp.」など)もリストに含まれています。 |
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日本産きのこ目録2026で掲載している主な内容は以下の3点です。 |
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@和名・学名 |
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A分類(属名・科名・目名・亜綱名・綱名・門名) |
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B参照文献(出典) |
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@和名・学名 |
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・和名および学名の出典は、原則として『日本産菌類集覧』を基本としているが、一部にはそれ以外の文献に基づくキノコも含まれる。 ・和名が存在しない場合は、「●学名」として表記している。 例1:● Agaricus essettei ・同一の和名をもつ異なるキノコが存在する場合は、区別のため、和名の後ろに命名者名を括弧書きで付している。 例2:キヒダサカズキタケ(高橋)、キヒダサカズキタケ(池田) ・植物命名規約において正式に認められていない学名については、学名の末尾に以下の注記を付している。 [未発表名](ined.)、[無効名](nom. inval.)、[裸名](nom. nud.) 例3:スオウシロニタケ Amanita timida Corner & Bas var. suouensis Nagas., Hatan.
& Hid. Matsumoto (ined.) 例4:ワニガワタケ Agaricus crocodilioides Kobay. (nom. inval.) 例5:コタマネギモドキ Scleroderma parvulus Yoshimi (nom. nud.) ・近縁種を示す cf. や aff. については、目録上の配列の便宜を考慮し、学名の末尾に[
]で付記している。 例6: Agaricus cf. langei (F.H. Møller) F.H. Møller → Agaricus langei (F.H. Møller) F.H. Møller[cf.] ・未同定種を示す sp. や「?」については、目録では配列上の都合により「ZZZ」と置き換えている。 例7:Agaricus sp. →
Agaricus ZZZ ・学名は、参照文献に挙げた中で最新の文献情報を基にしている。 ・そのほか、『勝本謙(2010)日本産菌類集覧』や Index Fungorum などの情報も参照している。 |
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A分類(属名・科名・目名・亜綱名・綱名・門名) |
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・分類については、原則として Index Fungorum に掲載されている2026年2月時点までの最新情報を優先しているが、すべての種の確認はできていないため、掲載種がすべてこれに準拠しているわけではない。 ・一部のキノコについては、Index Fungorum の情報よりも、国内外の文献や報告を優先して採用している場合がある。 |
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B参照文献(出典) |
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・参照文献@[列G]および参照文献A[列H]には、国内での報告が確認されていることを示す文献を記載している。 ・要検討文献[列I]には、国内産として報告されたキノコについて、その後の研究により種の再定義や複合種である可能性が明らかとなり、過去の文献をどの種に帰属させるべきか検討が必要と考えられるものの一部を移している。 ・外国文献(学名・分類体系に関わる)[列J]には、国内産としての記録ではないものの、学名や分類体系の整理において参考となる報告を記載している。 ・Index Fungorum[列K]には、Index Fungorum に基づき調査した際の学名の変遷を記載している。 |
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参照文献の表記方法は以下のとおりである。 |
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1.国内の文献・学術雑誌 ・国内での報告が確認されていることを示す文献を対象とし、著者名、発表年、文献名、ページ番号、出版社、ならびに当該文献で報告された和名および学名を記載している。 例1 工藤伸一 著・長沢栄史
監修. 2009. 東北きのこ図鑑 p.143. 家の光協会.(ヤマドリタケ/Boletus edulis). 例2 Imai, S. 1938. Jour. Fac. Agr. Hokkaido Imp. Univ. 43:55.(シイタケ/Cortinellus edodes). |
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2.インターネット情報 ・インターネットから得た情報については、HP運営者名、データ取得年、HP名(データ採取ページのURL)、およびHP上で報告されている和名・学名を記載している。 例3 高橋春樹. 2011. 八重山諸島のきのこ(http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/).(キアミアシイグチ/Retiboletus ornatipes = Boletus
ornatipes). |
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3.私信 ・私信によって得た情報については、情報提供者名、連絡を受けた年、私信であることの明記、ならびに提供された和名および学名を記載している。 例4 高橋春樹. 2011. 私信.(アミガサホウライタケ=モリノホウライタケ=チャシバフタケ=シロシバフタケ/Marasmius brunneospermus = Marasmius silvicola ss. Har.Takah.). |
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4.国内未報告種 ・国内の文献において和名や学名が未掲載のキノコで、本目録において初めて日本産として掲載されるものについては、年号と和名・学名のみを記載している。 例5 2013.(オオヒメノカサ/Neohygrocybe ovina =
Hygrocybe ovina). |
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5.要検討文献 ・国内産として報告されたキノコについて、その後の研究により種の再定義や複合種である可能性が判明した場合、過去の文献をどの種に帰属させるべきか再検討が必要と考えられるものを「要検討文献」として区分している。 ※多くの種・文献において同様の検討が必要と考えられるが、十分な目録の精査が行えていないため、現時点ではカキシメジおよびマツシメジのみの記載になっている。 |
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6.外国文献 ・国内産としての報告ではないものの、学名変更や分類整理の根拠となる文献については、外国文献[列J]として、参照文献@・Aと同様の形式で記載している。 例6 Dai, Y.C. 2010. Fungal Diversity 45:146.(−/Coltricia
perennis). ・Index Fungorum から得た情報については、データ取得年、「Index
Fungorum」、および報告されている学名を記載している。 例7 2011. Index Fungorum.(Piloporia albomarginata → Pyrofomes albomarginatus). |
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7.Index Fungorum ・分類体系は主に Index Fungorum を参考としており、検索を行った種については、情報を確認した日付を記載している。 例8 20260130. Index Fungorum.(Coniophora
matsuzawae → Coniophorafomes matsuzawae). |
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