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1. 日本産きのこ目録とは？ |
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日本で報告されているキノコを国内や国外の文献をもとにリストアップしたものである |
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原色日本新菌類図鑑やMycoscienceなどの公式的な文献だけではなく、日本きのこ図版などの非公式的な文献からも国内産のキノコをリストアップしている。 |
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そのため、学名のついていない「～sp.」のような仮称種も含まれている。 |
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日本産きのこ目録2020で掲載している主な内容は以下の3点です。 |
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①和名・学名 |
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②新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名・門名 |
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③参照文献（出典） |
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①和名・学名 |
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・和名・学名の出典は日本産菌類集覧を基本としているが、一部はそうでないキノコもある。 |
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・和名がない場合は、“●学名”としている。 |
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例１ ●Agaricus essettei |
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・同じ名前のきのこがある場合は、区別をつけるために和名の後ろに（）で命名した人の名前を入れている。 |
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例２ キヒダサカズキタケ（高橋）、キヒダサカズキタケ（池田） |
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・植物命名規約で正式に認められないキノコの学名の末尾に、 |
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[未発表の] (ined.）、[無効名](nom. inval.)、[裸名](nom. nud.) |
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などがついている。 |
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例3 スオウシロニタケ Amanita timida Corner & Bas var. suouensis Nagas., Hatan. & Hid. Matsumoto (ined.) |
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例4 ワニガワタケ Agaricus crocodilioides Kobay. (nom. inval.) |
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例5 コタマネギモドキ Scleroderma parvulus Yoshimi (nom. nud.) |
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・近縁種を表すcf.やaff.は、目録では学名の末尾に[]で入れている。 ※リストを並べる便宜上 |
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例6 Agaricus cf. langei
(F.H. Møller) F.H. Møller
→ Agaricus langei (F.H. Møller) F.H. Møller [cf.] |
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・未同定種を表すsp. や？は目録ではZZZと置き換えている。 ※リストを並べる便宜上 |
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例7 Agaricus sp. → Agaricus ZZZ |
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・学名は、参照文献にあげている最新の文献の情報をもとにしている。 |
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・その他、「勝本謙. 2010. 日本産菌類集覧]やIndex
Fungorum.の情報なども使用している |
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②旧分類と新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名、・門名 |
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・“新分類”に関しては、「INDEX
FUNGRUM」の2014年12月時点での情報を優先している |
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・一部のキノコは、国内や国外の情報を優先している |
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③参照文献（出典） |
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参照文献①[列J]、参照文献②[列K]には国内で報告があったことが示してある文献が示してあります。 |
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また[列L]には外国文献[列L]が記してあります。 |
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表記に関しては以下です。 |
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1.国内の文献雑誌 |
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・日本産であることを記してある文献は、著者名、発表年、文献名、ページ番号、出版社、その文献で報告された和名と学名を掲載しています。 |
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例1 工藤伸一著・長沢栄史監修. 2009. 東北きのこ図鑑 p. 143. 家の光協会. （ヤマドリタケ/Boletus edulis）.， |
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例2 Imai, S. 1938. Jour. Fac. Agr. Hokkaido
Imp. Univ. 43:55. （シイタケ/Cortinellus
edodes）.， |
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2.インターネット |
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・インターネットで得た情報は、ＨＰ運営者名. データ取得時年号. ＨＰ名（データ採取ページURL）. ＨＰで報告された和名と学名を掲載しています。 |
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例3 高橋春樹. 2011. 八重山諸島のきのこ （http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/）. （キアミアシイグチ/Retiboletus
ornatipes = Boletus ornatipes）.， |
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3.私信 |
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・私信で得た情報は、名前.
データ連絡時の年号. 私信. 情報提供を受けた（和名/学名）を掲載しています。 |
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例4 高橋春樹. 2011. 私信. （アミガサホウライタケ＝モリノホウライタケ＝チャシバフタケ＝シロシバフタケ/Marasmius brunneospermus
= Marasmius silvicola ss.
Har.Takah.）.， |
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4.国内未報告 |
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・国内の文献では和名や学名がまだ未掲載のキノコで、日本産きのこ目録にて初めて掲載される学名は年号と和名・学名のみ表記しています |
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例5 2013. （オオヒメノカサ/Neohygrocybe
ovina = Hygrocybe ovina）.， |
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5.外国文献 |
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・国内産の報告ではないが、学名の変更の出典のもととなる文献は外国文献[列L]に参照文献①②と同様の表記で掲載しています。 |
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例6 Dai, Y.C. 2010. Fungal Diversity 45:146. （-/Coltricia perennis）.， |
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・Index fungorumから得た情報は、データ取得年、Index fungorum、報告された学名を掲載しています。 |
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例7 2011. Index Fungorum. （Piloporia albomarginata → Pyrofomes albomarginatus）.， |
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