1. 日本産きのこ目録とは?
 日本ニホン報告ホウコクされているキノコを国内コクナイ国外コクガイ文献ブンケンをもとにリストアップしたものである
 原色日本新菌類図鑑やMycoscienceなどの公式コウシキテキ文献ブンケンだけではなく、日本きのこ図版などの非公式ヒコウシキテキな文献からも国内コクナイサンのキノコをリストアップしている。
 そのため、学名のついていない「〜sp.」のような仮称種も含まれている。
日本産きのこ目録2016で掲載している主な内容は以下の3点です。
@和名・学名
A新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名・門名
B参照文献(出典)
@和名・学名
・和名・学名の出典は日本産菌類集覧を基本としているが、一部はそうでないキノコもある。
・和名がない場合は、“●学名”としている。
  例1 ●Agaricus essettei
・同じ名前のきのこがある場合は、区別をつけるために和名の後ろに()で命名した人の名前を入れている。
  例2 キヒダサカズキタケ(高橋)、キヒダサカズキタケ(池田)
・植物命名規約で正式に認められないキノコの学名の末尾に、
  [未発表の] (ined.)、[無効名](nom. inval.)、[裸名](nom. nud.)
などがついている。
  例3 スオウシロニタケ Amanita timida Corner & Bas var. suouensis Nagas., Hatan. & Hid. Matsumoto (ined.)
  例4 ワニガワタケ Agaricus crocodilioides Kobay. (nom. inval.)
  例5 コタマネギモドキ Scleroderma parvulus Yoshimi (nom. nud.)
近縁キンエンシュアラワすcf.やaff.は、目録では学名ガクメイ末尾マツビに[]でれている。 ※リストをナラべる便宜ベンギジョウ
 レイ6 Agaricus cf. langei (F.H. Møller) F.H. Møller → Agaricus langei (F.H. Møller) F.H. Møller [cf.]
同定ドウテイシュアラワすsp. や?は目録モクロクではZZZとえている。 ※リストを並べる便宜上
  レイ7 Agaricus sp. → Agaricus ZZZ
・学名は、参照サンショウ文献ブンケンにあげている最新サイシン文献ブンケン情報ジョウホウをもとにしている。
・そのホカ、「勝本カツモトケン. 2010. 日本ニホンサンキンルイシュウラン]やIndex Fungorum.の情報ジョウホウなども使用シヨウしている
A旧分類と新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名、・門名
・“新分類”に関しては、「INDEX FUNGRUM」の2014ネン12ガツ時点ジテンでの情報ジョウホウ優先ユウセンしている
一部イチブのキノコは、国内コクナイ国外コクガイ情報ジョウホウ優先ユウセンしている
B参照文献(出典)
参照文献@[列J]、参照文献A[列K]には国内で報告があったことが示してある文献が示してあります。
また[列L]には外国文献[列L]が記してあります。
表記に関しては以下です。
1.国内の文献雑誌
・日本産であることを記してある文献は、著者名、発表年、文献名、ページ番号、出版社、その文献で報告された和名と学名を掲載しています。
例1 工藤伸一著・長沢栄史監修. 2009. 東北きのこ図鑑 p. 143. 家の光協会. (ヤマドリタケ/Boletus edulis).,
例2 Imai, S. 1938. Jour. Fac. Agr. Hokkaido Imp. Univ. 43:55. (シイタケ/Cortinellus edodes).,
2.インターネット
・インターネットで得た情報は、HP運営者名. データ取得時年号. HP名(データ採取ページURL). HPで報告された和名と学名を掲載しています。
例3 高橋春樹. 2011. 八重山諸島のきのこ (http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/). (キアミアシイグチ/Retiboletus ornatipes = Boletus ornatipes).,
3.私信
・私信で得た情報は、名前. データ連絡時の年号. 私信. 情報提供を受けた(和名/学名)を掲載しています。
例4 高橋春樹. 2011. 私信. (アミガサホウライタケ=モリノホウライタケ=チャシバフタケ=シロシバフタケ/Marasmius brunneospermus = Marasmius silvicola ss. Har.Takah.).,
4.国内未報告
・国内の文献では和名や学名がまだ未掲載のキノコで、日本産きのこ目録にて初めて掲載される学名は年号と和名・学名のみ表記しています
例5 2013. (オオヒメノカサ/Neohygrocybe ovina = Hygrocybe ovina).,
5.外国文献
・国内産の報告ではないが、学名の変更の出典のもととなる文献は外国文献[列L]に参照文献@Aと同様の表記で掲載しています。
例6 Dai, Y.C. 2010. Fungal Diversity 45:146. (-/Coltricia perennis).,
・Index fungorumから得た情報は、データ取得年、Index fungorum、報告された学名を掲載しています。
例7 2011. Index Fungorum. (Piloporia albomarginata → Pyrofomes albomarginatus).,