4. 日本産きのこ目録20142015の大きな違い

 

日本産きのこ目録2014と日本産きのこ目録2015の大きな違いは以下の3つである

@外国産種・除外種の追加

A掲載種が231種増加

B日本きのこ図版関連の情報を詳細に入力

 

 

@外国産種・除外種の追加

日本で採取した報告はないが和名のついているキノコや国内での報告はないが国内の雑誌や書籍で報告しているキノコを目録に掲載しました。

こうした理由としては、国内でも見つかる可能性がゼロではないからです。

いずれ国内で見つかったときに、和名がついているキノコであれば新たに和名をつける必要はありません。

外国産のキノコは日本産きのこ目録のリスト中の一番最後にまとめました。

表記は和名、異名、学名、参照文献のみにして、分類については空白のままにしています。

また旧番号、新番号は“Z000”としています。

参照文献中には外国産であることを明記するため[産地名]を入れています。

例 清水大典. 1997. 冬虫夏草図鑑 No. 117. 家の光協会. [オーストラリア,中国]-/Cordyceps haukesii.

 

 

A掲載種が231種増加

・日本産きのこ目録2014 掲載種6154

日本産きのこ目録2015 掲載種6385種(国内産6263種+外国産・除外種122種)

日本産きのこ目録2015は日本産きのこ目録2014では未掲載の新属が以下の30種あります

Neohygrocybe オオヒメノカサ属

Porpolomopsis アケボノタケ属

Cryptomarasmius クリプトマラスミウス属

Cyphellopsis キフェルロプシス属

Phaeogalera ファエオガレラ属

Protostropharia キバフンタケ属

Serpulomyces セルプロミュケス属

Chamonixia カモニクシア属

Fomitiporia フォミトポリア属

Fulvifomes フルビフォメス属

Fuscoporia サビアナタケ属

Inocutis イノクティス属

Mensularia ミヤマウラギンタケ属

Phellinidium フェルルリディニウム属

Phellinopsis エゾヒヅメタケ属

Phellopilus エゾノハグサレタケ属

Yuchengia ユチェンギア属

Lactifluus ツチカブリ属

Lactarius カラハツタケ属

Boidinella ボイディネルラ属

Coryne ムラサキヒメダイザ属

Stamnaria スタムナリア属

Mattirolomyces マッティロロミュケス属

Coprobia アサマベニサラタケ属

Akanthomyces アカンソミュケス属

Aschersonia アスケルソニア属

Hypocrella  ヒポクレルラ属

Podocrella ポドクレルラ属

Beauveria ボーベリア属

Purpureocillium プルプレオシルリウム属

 

 

B日本きのこ図版関連の情報を詳細に入力

日本きのこ図版関連の発行年がはっきりしている以下の書籍を詳細に入力しました、

@日本きのこ同好会会員. 1965-1981. 日本きのこ図版(No.11172

A青木実. 2006. 日本きのこ検索図版

B青木実・日本きのこ同好会(名部みち代編). 2008. 日本きのこ図版 16 (No.12172、補足No.11073、日本きのこ分類研究)

日本産きのこ目録2014では日本きのこ図版関連の情報は不十分でした。

しかし、日本産きのこ目録2015では@〜Bの情報をすべて入力し、現時点で日本きのこ図版関連の情報はほぼ完全なものとなっています。