1. 日本産きのこ目録とは?

 

Mycoscienceや原色日本新菌類図鑑などの一般的な文献や、日本きのこ図版や北陸のきのこ図鑑などあまり一般的でない文献で報告されている日本産のキノコをリストアップしたものです。

そのため、学名のついているものやsp.のような仮称種も含まれています。

日本産きのこ目録で掲載している主な内容は以下の3点です。

@和名・学名

A旧分類と新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名・門名

B参照文献(出典)

 

 

@和名・学名

・和名・学名の出典は日本産菌類集覧を基本としていますが、一部はそうでないキノコもあります。

・和名がない場合は、“●学名”としています。

例1 ●Agaricus essettei

・同じ名前のきのこがある場合は、区別をつけるために和名の後ろに()で命名した人の名前を入れています。

例2 キヒダサカズキタケ(高橋)、キヒダサカズキタケ(池田)

・日本産菌類集覧の学名とINDEXFUNGRUMの学名が異なる場合は、日本産菌類集覧の学名を掲載し、その後ろに→をつけてINDEXFUNGRUMでの学名を掲載しています。また[M]の外国文献にそのことを掲載しています。ただし、そうでない場合もあります。

例3 [D] 学名 Agaricus praeclaresquamosus A.E. Freeman Agaricus moelleri Wasser

[M] 外国文献 2011. Index Fungorum. Agaricus praeclaresquamosus Agaricus moelleri.

・日本産菌類集覧ではじめてその学名が掲載されていると思われるキノコは、日本産菌類集覧の学名を先頭にして従来の学名と両方を併記しています。

例4 Bovista aestivalis (Bonord.) Demoulin = Lycoperdon polymorphum

・植物命名規約で正式に認められないキノコの学名には、学名の末尾に [未発表の] (ined.)、[無効名](nom. inval.)[裸名](nom. nud.)などがついています。

5 スオウシロニタケ Amanita timida Corner & Bas var. suouensis Nagas., Hatan. & Hid. Matsumoto (ined.)

6 ワニガワタケ Agaricus crocodilioides Kobay. (nom. inval.)

7 コタマネギモドキ Scleroderma parvulus Yoshimi (nom. nud.)

 

 

A旧分類と新分類の属名・科名・目名・亜綱名・綱名、・門名

・“新分類”に関しては、「増補改訂新版 日本のきのこ」や「INDEX FUNGRUM」、国内外の雑誌等で報告された最新の情報を参考にしました。

・“旧分類”関しては、「原色日本新菌類図鑑」やその年代の文献を参考にしました。

 

 

B参照文献(出典)

参照文献@[J]、参照文献A[K]には国内で報告があったことが示してある文献が示してあります。

また[L]には外国文献[L]が記してあります。

表記に関しては以下です。

1.国内の文献雑誌

・日本産であることを記してある文献は、著者名、発表年、文献名、ページ番号、出版社、その文献で報告された和名と学名を掲載しています。

1 工藤伸一著・長沢栄史監修. 2009. 東北きのこ図鑑 p. 143. 家の光協会. (ヤマドリタケ/Boletus edulis.

2 Imai, S. 1938. Jour. Fac. Agr. Hokkaido Imp. Univ. 43:55. (シイタケ/Cortinellus edodes.

2.インターネット

・インターネットで得た情報は、HP運営者名. データ取得時年号. HP名(データ採取ページURL. HPで報告された和名と学名を掲載しています。

3 高橋春樹. 2011. 八重山諸島のきのこ (http://www7a.biglobe.ne.jp/~har-takah/. (キアミアシイグチ/Retiboletus ornatipes = Boletus ornatipes.

3.私信

・私信で得た情報は、名前. データ連絡時の年号. 私信. 情報提供を受けた(和名/学名)を掲載しています。

4 高橋春樹. 2011. 私信. (アミガサホウライタケ=モリノホウライタケ=チャシバフタケ=シロシバフタケ/Marasmius brunneospermus = Marasmius silvicola ss. Har.Takah..

4.国内未報告

・国内の文献では和名や学名がまだ未掲載のキノコで、日本産きのこ目録にて初めて掲載される学名は年号と和名・学名のみ表記しています

5 2013. (オオヒメノカサ/Neohygrocybe ovina = Hygrocybe ovina.

5.外国文献

・国内産の報告ではないが、学名の変更の出典のもととなる文献は外国文献[L]に参照文献@Aと同様の表記で掲載しています。

6 Dai, Y.C. 2010. Fungal Diversity 45:146. -/Coltricia perennis.

Index fungorumから得た情報は、データ取得年、Index fungorum、報告された学名を掲載しています。

7 2011. Index Fungorum. Piloporia albomarginata Pyrofomes albomarginatus.