No. 0813 フタイロニセフウセンタケ Cortinarius saturninus (Fr.) Fr. |
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●傘は径1-3cm,半球形〜饅頭形のち平開し,縁ははじめ内側に巻く;表面は平滑,条線はなく,吸水性があり,湿時は暗褐色〜こげ茶色,ときに紫色を帯び,乾くと淡くなり,淡肌色〜帯茶白色となり,光沢を表し,老成すると褐色となり,傘が開く前では縁に白色の外被膜が付着し,開くと不明瞭となる. ●柄は大きさ1.5-4.0×0.4-0.6cm,根棒状,中心性〜やや偏心性,中空;表面は繊維状, 幼時は帯紫白色,成長すると紫色は消えて,白色となり光沢があり,ときに茶色を帯び,柄の中〜上部に白色〜茶色のクモの巣状の被膜が付着する. ●ヒダは上生〜湾生し,幅0.3-0.5cm,やや疎,小ヒダがあり,淡焦茶色〜焦茶色〜黄土褐色で縁は常に茶白色. ●肉は厚さ0.2-0.4cm,傘部では湿時は暗褐色〜焦茶色ときに紫色を帯び,乾くと帯茶白色となり,柄部では湿時は暗褐色〜焦茶色ときに紫色を帯び,乾くと帯茶白色となり,柄の上部及び基部では紫色をよく残す.
原色日本新菌類図鑑のフタイロニセフウセンタケは大きさ3-6cm,ヒダがはじめは帯紫色であり,本種とはやや違いが見られる. しかし、それ以外の点ではよく一致するためフタイロニセフウセンタケと同定した. |
採集日 |
2012年4月29日 |
採集場所 |
神戸市須磨区 |
採集環境 |
コナラ・ウバメガシ・アラカシ樹下 |
採集者 |
幸徳伸也 |
同定者 |
幸徳伸也 |
標本番号 |
KS0153 |